こんにちは、50歳の風俗エステ嬢yukinoです。風エスのお仕事は収入が良い一方で、精神的なストレスも相当なものですよね。

私も新人の頃はお客様との接し方が分からず無理を重ねた結果、心を病んでしまいました。
そのときは「なんてダメな人間なんだ」と自分を責めてどうにもならなくなってしまい、長い間苦しみました。

風俗嬢のメンタル崩壊から復活!鬱を乗り越えた私の実体験とセルフケア:割れたハートのイメージ画像

でも今は違います。
たくさんの失敗や試行錯誤を経て、自分なりのセルフケア術を見つけました。

これを読むことで同じように悩む女性たちに少しでも楽になってもらえたら嬉しいです。

風俗嬢を襲うストレスの原因:日々のリアル

新人の頃、私はお客様との接し方が全く分かりませんでした。前職は女性ばかりの職場だったので、男性と何を話せばいいのかも分かりませんでした。
「男性は怖いもの」と思っていたのです。

風俗嬢のメンタル崩壊から復活!鬱を乗り越えた私の実体験とセルフケア:怯える女性のイメージ画像

私が苦手だったのは大声で怒鳴るように話すお客様。
タトゥー・・・などというかわいいものではなく、背中から太ももまでガッツリ「ザ・入れ墨!!」で強面のお客様。
負のオーラ全開、イライラを隠さず大きなため息をつくお客様。
強引で乱暴。勢いで押してくるお客様。

無理な要求を「お店のルールなので」と丁寧に説明しながらお断りしても「みんなやってくれるのに」「そんなこともできないの?」と詰められることもしょっちゅう。

お客様に強い力で押さえつけられたときには、本当に怖くて震えが止まりませんでした。
ちなみにこの時は私が本気で泣いたため、お客様も戦意喪失。襲われることは免れましたが雰囲気は最悪。終始ピリピリ険悪ムードとなりました。

怖い、不機嫌、乱暴
風俗エステで働くまで他人からこんなにもむき出しの感情を向けられるなんて事はありませんでした。負の感情を間近に感じるのが本当にストレスでした。

今ならこれが私のオドオドビクビク接客が原因と分かります。でも知識がなく、慣れていないと毎日はこんなものです。「ああ、今日は怖いお客様にあたりませんように!」祈るしかない新人時代でした。

そんな日々を続けているうちに、心身ともに限界がきてしまいました。
本業だったアパレル販売員も毎日出勤して仕事をするということができなくなり辞めました。

家ではただ横になっているだけ。食べられないし眠れない。精神科で処方された安定剤を飲みながら週に3、4日ほど風俗エステで働いていました。

そしてある日、処方された薬を全部一気に飲んでしまい、目が覚めた時には病院のベッドの上でした。しかも薬を一気飲みした記憶は全くなく「このままだと自分でも知らないうちに自サツ してしまうかもしれない」と本気で怖くなりました。

鬱で限界だった私が試したストレス解消法

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「このままではダメだ」と思いながらも、最初は何から始めればいいのか分かりませんでした。それでも少しずつ、自分なりにできることを試してみました。

私が試した深呼吸法

ストレスを感じたとき、私は深呼吸を試しました。
鼻から2秒大きく息を吸い、8秒間息を止め、口から4秒間ゆっくり息をはきます。この方法を2~3回繰り返すことで、自律神経のバランスが整い、リラックスできました。

心を軽くするポジティブな言葉の力

立ち直るヒントを探して本を読もうとしましたが、なかなか集中できず…
そんな中で斎藤一人さんの本は素直にスっと受け入れることができて読むことができました。

斎藤一人さんの本は、まるで親しい友人から話を聞いているかのような平易で分かりやすい言葉で書かれています。
難しい言葉は一切なくユーモアあふれる語り口調。
読んでいると自然と心が軽くなります。
鬱で本を読むことさえ困難だった私でも彼の本はすんなりと頭に入ってきました。

そしてその本の中で「天国言葉」を知りました。
「ありがとう」「楽しい」「幸せ」「うれしい」など良い言葉だけを使うことで、心が軽くなるのです。

  • 「今日はいいお天気!ありがとう」
  • 「安心して暮らせる部屋があって幸せ」
  • 「今日は外に出られた。嬉しい」
  • 「本を読んで前向きな気持ちになれた。楽しい」

こんな感じです。この方法、私にはとても効果がありました。もちろん今も実践しています。

生活習慣の改善

鬱を克服するために、生活習慣を徹底的に見直そうと決意しました。
しかし、風エスの仕事で深夜まで働いていたため一般的な規則正しい生活を送ることは困難でした。
なので私のライフスタイルに合わせて無理のない範囲で以下の生活習慣を取り入れることにしました。

サプリメントの活用

不規則な生活で不足しがちな栄養素を補うために
ビタミンD、ビタミンB群、オメガ3脂肪酸のサプリメントを摂取しました。

ビタミンD 風エスの仕事で太陽の光を浴びる時間が減ったので 気分を安定させるセロトニンを作るためのビタミンDです。

ビタミンB群 ストレスが多い生活で神経が疲れていたので 体のエネルギーを作り神経を元気にするためのビタミンB群です。

オメガ3脂肪酸 鬱で気持ちが不安定だったので脳の機能をサポートし 気分を安定させるためのオメガ3脂肪酸です。

なるべく午前中に起きて日光浴

毎日とはいかないまでも、天気の良い日はなるべく午前中に起きてベランダで15分ほど日光を浴びるようにしました。
でも、どうしても外に出るのが億劫な日もあるんですよね。
そんな時はベッドの中から手を伸ばし、窓から手のひらを外に出してました。(手のひらだけでも日光浴の効果は期待できるそうです。)

日光浴は気分の安定や幸福感に関わるセロトニンという物質の分泌を促すのに効果的です。
深夜の仕事で生活リズムが崩れがちだった私は、日光を浴びることでセロトニンの分泌を促し、体内時計を整えるように意識していました。

心身を癒すウォーキング

短い時間でもOK歩けるときはなるべく歩いていました。

近所のスーパーへ買物に行く時も歩きで。病んでいる時は動きも遅くなってしまいますが家に籠ってだた横になっているだけよりはずっとマシです。気晴らしになります。

こんなふうに試行錯誤するうちにメンタルは少しずつ改善させることができました。起きている時間も増え、前向きな気持ちを取り戻せたのです。
そして私は次に、心身の回復とともに再発防止のために自分を守る」工夫も始めました。

ストレスの元を断つために私がやったこと

いくらストレス解消にサプリやウォーキングを取り入れてもストレスの元を潰さなければまた鬱になるかもしれない。
私にとってのストレスは、お客様からの無理難題や威圧。それがなぜ怖いのかと考えた結果、自分に自信がないから強く言い返せないのだと気づきました。

そこで、強くなるためにまず自分に自信をつけることにしました。具体的には、以下の3つに取り組みました。

1.身だしなみを整える
清潔感のある服装やメイクを心がけ、外見から自信を高めました。

風俗嬢のメンタル崩壊から復活!鬱を乗り越えた私の実体験とセルフケア:身だしなみを整えるイメージ画像

2.心理学の本を読んで男性の心理を勉強する
男性心理を理解するよう努力してお客様とのコミュニケーションを円滑に進めることを目指しました。

3.ルールの範囲内で満足してもらえるようマッサージの勉強
技術を向上させることで、お客様に満足してもらい、自信につなげました。

自信を取り戻し変化したこと

身だしなみを整えることで自信がついてオドオドしなくなりお客様から粗末に扱われることが減りました。

女性にとってメイクや身だしなみを整えるのは「武装」と同じです。自信をつけることで変に自分を卑下することなくお客様と接することができ、お客様にも気分よく過ごしていただけると思うのです。

そしてマッサージを勉強したことで「お客様の疲れを癒して元気になってもらいたい」と思える余裕ができました。
一生懸命マッサージをするとお客様から「頑張ってほぐしてくれてありがとう」と言ってもらえるようになったのです。

さらに心理学などを学ぶことによって、お客様の態度から何を求めているのかを予想し、態度の悪いお客様にも明るく接する技術を身に着けることができました。

風俗嬢だからこそ伝えたい「嫌なことは嫌と言う勇気」

風俗嬢のメンタル崩壊から復活!鬱を乗り越えた私の実体験とセルフケア:意志の強い女性のイメージ画像

身だしなみを整え心理学、マッサージを学び、接客を研究しても威圧的な人や苦手な人は一定数います。
そういう時はきっぱり断っていいのです。「みんなやってる」「なんでできない?」なんて詰められても、セラピストが悪いのではない。ルールを守らないお客様は、もう2度とお会いしなくてもいいのです。

お客様がセラピストを選ぶように、セラピストも心の中でお客様を選んでもいいのです。

「全員に好かれなければ」と思っていましたが、それは無理な話なんですよね。他人のご機嫌を取るために自分を犠牲にする必要なんてありません。「このお客様とは合わない」と感じたら無理をする必要などないのです。
身を引いて、あなたの大切にしているお客様のために力を尽くしましょう。

自分自身を大切にするということ

風エスのお仕事は決して簡単ではありません。
でも、自分自身を大切にしながらコツコツやっていけば少しずつ楽になる道はあります。
他人からどう思われるかより、自分自身の心地よさや安心感を優先してください。
いつだって嫌なことは「断ってもいい」「自分は悪くない」と。どうか自分を労わってあげてくださいね。

私もまだまだ試行錯誤の日々ですがこのブログが少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。一緒に自分らしく生きていきましょう!